沖縄2日目、朝起きると・・・
怪しい天気。
さらに・・・
すっごい風。
そして大粒の雨がざざーっと・・・こりゃ嵐じゃないか∑(゚◇゚;)
どうする?ツアーキャンセルになるかも~(キャンセル料はかからないと事前に説明があった)
とか言いながら朝食を済ませ、ちょっと外に出てみると。
虹が出てるし、いいことあるかも♪
ホテルのインフォメーションで船は出ていると教えてもらい、とりあえず参加することにしました。
今回予約したのは
平田観光の一番人気のコース、
西表島・由布島・竹富島3島周遊Lコース。
ただし、私たちが参加した時期は非常に込み合うため、逆回りで巡ることになりました。
添乗員はいませんが、行く先々でそれぞれの施設の人が案内してくれるのでとても楽ちんです。
平田観光の電話窓口の人もとっても親切で、持ち物とか注意点とか詳しく教えてくれました。
遠く離れた場所だから、こういう対応は本当に嬉しいし、安心です。
さて、出発・・・ですが。
案の定、(超)強風です。
船が揺れること、揺れること・・・ジェットコースターのようだ。
ドンッと波にぶつかったり、左右上下にゆさぶられたり。
上下に揺れた際の胃がせりあがる感じが非常に苦手なので、難儀しました。
船室では時々悲鳴が上がってました(私も何度か・・・申し訳ない)
万が一のためにと思って持って行ったプリンぺラン(酔い止め)さまさま。
前の方が揺れるので、酔いやすい人は後ろに乗るようにと船の人が案内していました。
船室の窓は波で洗われ、時々海面が目の高さに見えるってどういうこと・・・∑( ̄Д ̄;)
ぐったりして到着した、竹富島。
バスに乗り換えます。
山や高い建物が全然ないので、なんとも不思議な風景。
それらしい風景だ!
ここで水牛車で島内観光です。
こんな感じで車を引いてくれます(これは乗せてもらったのとはべつの牛)
おじさんが三線を弾いて歌ってくれたり、一緒に歌えるように教えてもらったりしながら、
竹富島の集落の中をゆっくりゆっくり進みます。
歩くよりもゆっくりなのだけど、なんともいい雰囲気。
この水牛はちゅらちゃん、だそうです。
美人さんで、NHK朝ドラ「ちゅらさん」にも出演したそう。
頭がとってもいいらしく、コースは全部覚えていて何も言われなくても勝手に曲がります。
(のんびりしていたり気分が乗らなくてたまに止まっちゃうのはご愛敬)
しかも狭い路地でも内輪差まできちんと計算して、絶対にぶつからないんだとか(←へっぽこドライバーは見習いたい!)
竹富島は景観を守るための条例で、今は赤い瓦の昔ながらのおうちしか建てられないそう。
それぞれのお宅の屋根にはだいたいシーサーが鎮座しているのだけど、
このシーサーはもともと、家を建て終わって余った赤い瓦などを漆喰で固めて作るもの。
大工さんによって全然表情が違うんだそうです。
知らなかったー
本当にさまざまでした。
お祭り会場やドラゴンフルーツがなっている様子、いろんな名所を巡りながら水牛車にゆられて一周。
お世話になったちゅらちゃんと記念撮影もさせてもらいました。
その後、しばらく島内観光(徒歩)。
水牛車から見えて気になっていた展望台?へ登ってみることに。
ものっすごく急な階段で、皆さんこわごわ登ってました。
降りる時はそのままお尻から(笑)
大した高さではないけど、周囲に高い建物がないので景色がよかった!
竹富島の石垣は、サンゴでできているんだそうです。
家の土台もサンゴだということで、沖縄ならではの資源を有効活用しているんですね。
またバスに戻って、今度は海の方へ。
カイジ浜(星砂の浜)。
手のひらを砂につけてじーっと眺めると、星の砂(有孔虫の殻)がいくつか見つかります。
星の砂探しに飽きたらしい相方、ヤドカリと戯れる。
その後、バスでコンドイビーチ(海水浴場)を通りますが、
この海の色!
泳ぎたくなります。
竹富港で船を待つ間、すぐ横の資料館をのぞいてみました。
セルフサービスのこのお茶がとってもおいしかった。
スッと入って、体がするっと涼しくなるようなお茶。
つい売店でこのお茶と似たような味らしいハーブティーを購入。
再び大荒れの海をゆられて悲鳴をあげつつ西表島へ到着。
バスの運転手さんが笑い話として紹介してくれた、西表島内唯一の信号。
島の子供たちが将来困らないように、ということで設置したとか。
イリオモテヤマネコを模った橋のシンボル。
このマングローブが茂る仲間川を、後で船でさかのぼります。
ますます天気が怪しくなってきて、川がにごり波立っているのを見て一同不安顔。
バスは由布島へのスタート地点、美原へ向かいます。
フツーにその辺に黒い牛がいたりするような道路。
そこにはイリオモテヤマネコなどの貴重な生物を守るための工夫がたくさん見られます。
例えば・・・
こういった看板があるところは、以前ヤマネコが見つかったり事故にあったりした場所だそう。
車が通った時に大きな音をたててドライバーとヤマネコにも車の接近を伝えて遠ざけるための舗装。
それから道路わきの溝。
普通の溝とちがって角度がゆるやかなのは、ヤシガニやカメ(だったかな)が通る時に、
落ちて這い上がれなくなってしまわないようにするため。
少しずつこのV字型の溝に交換しているそう。なるほど。
そうこうしているうちに、これらから渡る由布島が見えた!
(手前の小さい方。大きいのはちゅらさんでおなじみの小浜島)
このすぐ近くに見える島へ渡してくれるのが、また登場、水牛車。
由布島までの海は遠浅で、潮が引いている時には歩いて渡れるほど。
私たちが乗ったのは真子ちゃん、という水牛。
どうもここの水牛はほとんど家族や親せきで、
中には母親が同じタイミングで引っ張っている時は母が追いつくまで必ず待っている息子なんていうのもいるらしい。
基本的に若い牛の方がせっかちで、女の子の方が負けず嫌いで早いらしい!?
中にはあまりにのんびりしてばかりなので、「根性!」とハチマキをされた男の子も(笑)
確かにこの真子ちゃん、早かった。
他の水牛車をぐんぐん追い抜いて由布島へ到着。
着いた先は由布島植物園。
亜熱帯植物がたくさんありますが、これらはずっと昔に由布島の住人が植えたもの。
以前に台風で壊滅的な被害を受け、住人が皆西表島へ移ってしまったのだけど、
ご夫婦2人だけが残って皆が戻ってくることを信じて植物を植え続けたのだとか。
ブーゲンビリアとか、プルメリアとか・・・
時折ザーッと雨が降るけど、園内にはあちこちに傘が設置してあるので安心。
でも、花より団子。
お弁当が途中で出ると聞いていたのだけど、意外と盛りだくさんで驚いた昼食。
乗せてもらった真子ちゃんのお母さん、ビビアンさんは育児休暇中だそうで・・・
池に見に行ってみましたが、どれがビビアンさんかは不明。
動物の赤ちゃん、無条件にかわいいなぁ~
帰りの水牛車を待つ間、相方はいろんな水牛を激写。
全然顔が違う、とデジカメで確認して嬉しそうにしていました。
自信作。
そうこうしているうちに、雨が降ってきました。
雨粒が大きいので、すごい景色に・・・
向こう岸が見えないくらいの雨ですが、
数分でやみました。
さて西表島へ戻って、仲間川のマングローブを見に行きます!
素朴な船を想像して、濡れたら大変と携帯やデジカメをジップロックに入れていたのだけど、
そんな覚悟は必要なかった(´・ω・`)
ちゃんと屋根も、開閉自由のビニールカーテンもついてました。
巨大シジミについて語る船長さん。誰かに似ている。
こんな、両側がマングローブぎっしりの川をさかのぼっていきます。
途中で植物の種類が変わったり、魚かヤシガニを捕まえるための仕掛けがあったり、
船長さんに解説してもらいながらさかのぼって・・・目的地に上陸。
日本一大きなサキシマスオウという木?すっごい根っこです。
船に戻った瞬間、またしても大粒の雨。
危なかったね~と一同がホッとしていると、
船長さんが「これはすぐやむ」とつぶやいた(基本的にシャイな人らしい)。
それで
やなわらばーの曲がふと頭をよぎったのでした。
沖縄にはよくわからないけどすごいおじさんがたくさんいるに違いない。
西表島から石垣島へ戻る船は、相変わらずよく揺れたのですが・・・
いかんせん強い日差しと盛りだくさんの内容で疲れきっていたので数十分眠れました。
適応能力ばんざい。
長くなったのでこの日の夕食(テーマは石垣牛)は後ほど。
沖縄旅行記2日目つづき~石垣牛!肉肉肉・・・