毎年恒例、大人の遠足。
金沢駅からスタートです。
※以降、私のぶれぶれな記憶に基づくノートなので、多少の間違いは笑ってお許しを。
このもてなしドーム。
阪神淡路大震災の時と同じくらいの震度に耐えられるんだそう。
ドームの上に1.8メートルくらい雪が積もっても大丈夫。
この丸い輪っかで強度を保っているんだって。
で、鼓門はもてなしドームに積もった雨や雪の受け皿にもなっていて、
2本の柱の中には2本ずつ大きなパイプが隠れてる。
1本は雨水を通して、地下にあるトイレで使うため。
もう1本は地下の空気を排出する通気口。
知らなかったなー
ちなみにバス乗り場やタクシー乗り場の屋根の上にソーラーパネルがあって、
その電気で地下を明るくしてるんだって。
意外と実用的?エコな仕組みなんだなー。
なんとなく「大きいだけで意味のない建築物」としか思ってなかったけど。
駅の駐輪場を横切って、駅西にある
平岡野神社。
足利尊氏が愛染明王図絵塔婆(現在は県立美術館だったっけ?)を奉納して武運を祈った神社。
さらに木曽義仲が倶利伽羅峠の戦いの後、このあたりで陣を張ったそう。
その時、今はないけど大きな松を植えて、その根元にお地蔵さんがあったとか。
これがそのお地蔵さんだと言われてるんだって。
木曽義仲を主人公にした大河ドラマを作ろうという運動があるそうで、
もし実現したらここが有名になるかもね、とまいどさん。
そんな運動があるんだ(゚∇゚ ;)
そのまま駅西のロータリーへ。
「石川」の文字とか地形を表してるのかと思っていたら、全然関係ないんだそうだ。
悠颺(ゆうよう)という名前で、金属工芸作家・蓮田修吾郎さんの作品。
え、金属彫刻!?コンクリート製だと思ってたよΣ(゚д゚;)
石川県出身の蓮田さん、調べてみたら今年の1月に亡くなられたらしい。
【ゆうよう】1. ゆったりとしてこせこせしない・こと(さま)。
2. ゆっくりと上がりひろがること。(大辞林 第二版)
このあたりでnachiさんからおやつ頂いた♪
うまい棒のチョコレート味なんて初めて見たー!
しばらく歩いて、以前迷った「JR忘れ物センター」の前を通り過ぎて、
浅野川線が地下にもぐるところを見て、
高架をくぐって駅の東側へ出ると・・・
何かあった!
これ、実は左側に見えてるのが門です。
正面に回るとこんな感じ。
久昌寺。
玉泉院(二代藩主利長の正室永姫)の指示で、この名前になったんだって。
玉泉院の継母?義理の母?にあたる織田信長の側室・吉乃の菩提を弔うために、
自己資金でこのお寺を立てて戒名「
久庵桂
昌大禅定尼」から名前を取ったそう。
この久昌寺、いろいろおもしろいものがある。
まずこれ、赤戸室石のお地蔵さん。
もともとは浅野川沿いにあった処刑場に向かう途中にあって、処刑される人が最後に拝んだそう。
それが浅野川の洪水で流されて土に埋まっていたのを、掘り出してここに安置したんだって。
とてもていねいにお世話されているみたい。
その横には歯痛のお地蔵さん!
歯の痛い人のお箸と、黒豆3粒を持ってお参りする。
「おん かあかあか びさんまえ そわか」と21回(!)唱えて、黒豆を足元の土に埋める。
そうすると歯痛が治るんだそうな。ほえー!
それから中には縁結び・縁切りのお願い所が。
飛騨高山のさるぼぼみたいな紅白のお人形サルコさんに名前と生年月日を書いて、
おなかを合わせてくくりつけると縁結び、
背中を合わせてくくりつけると縁切りのお願いになるんだって。
赤は女性、白は男性。
このお寺は曹洞宗だからご本尊は道元さん(確か御開帳は33年に1度だとか)。
道元さんにお願いするのかな?
盛りだくさんだった久昌寺を後にして向かったのは安江八幡宮。
鍛冶屋さんのたくさんある通りにあったので、別名鍛冶八幡。
まつられているのは応神天皇。
このだるまさん【加賀八幡起き上がり】がこの神社に奉納されたのが始まりだそうで、
応神天皇が深紅の産着を着せられていたのがこのお姿なんだって。
金沢市で唯一の水天宮があって、安産の神さまとして有名。
ちなみに私、挙式をホテル内の神殿かここでするか迷ったんだった。
お天気が不安定な時期で足の悪い出席者もいたので見送ったけど、
挙式した後、ここの夫婦お守りを頂きました。
お子さん連れで、お宮参りなんかにくる方が多いとか。
その後、裏道に入って住宅街を歩く、歩く。
古くからあるお宅の前でまいどさん立ち止まる。
しとみど。しとみ戸。
平安時代くらいからある仕組みで、斜めにはね上げて開けたりする。
絵巻物で見たことあるような…
その辺りで寄った「堀川揚げ場」跡。
昔、海から浅野川を伝って、このあたりで船の荷物の上げ下ろしをしていたんだって。
対岸にはお殿様の船乗り場もあって、ここから船に乗って金石や内灘方面?に遊びに行ったりしたとか。
なんでロープぐるぐる巻きなのかは知らない。
それから旧・塩屋町(昔、塩屋さんがたくさんあったから)を通った。
旧町名の石柱の横に、きれいなテッセン発見。
それから・・・
住宅街の細い道。実はゆるやかーな坂道になっているココ。
変わった名前がついている。
なんちゅー名前(゚∇゚ ;)
以前は途中に井戸があって、誰かしら水をこぼして地面がぬれていたのでそう呼ばれたみたい。
泉鏡花もこの坂を登場させているんだって。
船の荷物を運ぶ人夫さんたちがここを通ってその先の遊郭へ繰り出していたらしい。
前の遠足で行ったどっかにもそんな坂か小道があったよねえ…
続いて「旧・岩根町」。
馬術の名人の岩根さんが作った馬場があったところ。
このすぐ横に公園と、小橋の可動堰があるのだけど。
お魚たちがこの堰を越えられない!
ということで下にお魚専用水路が作ってあるんだって。ほー!
ここまで歩いて、すぐ近くの釜飯屋さんでお昼!
延々、続く。